視覚障害者用の携帯型色認識装置の開発(第2報) -色模様認識のための色と音のマッピング-

■電子情報部 前川満良
■(株)北計工業 橋爪慎哉
■金沢大学 城戸美沙尾 関啓明 神谷好承

研究の背景
 視覚障害者が日常生活の中で,物体の色や柄が分からず不便を強いられている場面が多い。しかしこの課題に対して,これまでは対象物の部分的な色を認識する研究しかないのが現状である。そこで図1に示すように,対象物をなぞりながら部分的な色の認識を繰り返すことで,対象物全体の色が認識できないか検討した。このように連続で色認識する場合には,効率的に色情報を呈示する必要がある。そこで本研究では色情報を音情報に変換し,音を聞いて色を認識するシステムを提案,開発した。

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