能登の魚醤油「いしり」を用いたサプリメントの開発

■化学食品部 ○笹木 哲也 勝山 陽子 武 春美 中村 静夫
■企画指導部 道畠 俊英
■石川県立大学 榎本 俊樹 小柳 喬 谷口 肇
■(株)車多酒造 油谷 美幸 河道 真理 徳田 耕二

1.目 的
 石川県奥能登地方では,「いしる,いしり,よしる,よしり」(以下,いしり)と呼ばれている魚醤油が古くから造られている。我々は,いしりにはアミノ酸,ペプチド,タウリンが多く含まれること,また優れた機能性(抗酸化性,血圧上昇抑制効果)を持つことを明らかにしてきた。しかしながら,いしりは高濃度の塩分(25%程度)を含んでおり,調味料や機能性食品素材として利用するうえで大きなネックとなっている。そこで,優れた特徴を残したまま,塩分を取り除いた脱塩いしりの調製を試みた。さらに,いしりのサプリメントを開発するため,脱塩いしりの粉末化,錠剤化について検討した。

全文(PDFファイル:207KB、2ページ)

簡易テキスト版

PDFファイルをご覧になるためには、アドビリーダーが必要です。
ダウンロードはこちら