平成16年成果発表会要旨集  
研究・指導事例成果発表

 食品製造副生物の高度利用化に関する研究
 −凍り豆腐クズを利用した味噌の試醸−
 食品加工技術研究室 ○道畠俊英 林 美央 勝山陽子 附木貴行 日比野剛
 羽二重豆腐(株) 川嶋正男
 石川県農業短期大学 矢野俊博 榎本俊樹

 凍り豆腐は高野豆腐とも呼ばれ,我が国独特の伝統食品である。石川県においては,羽二重豆腐(株)でのみ生産されており,その生産量は年間約318トンと全国的にみてもトップクラスであり,全国規模で販売を行っている。しかし,その製造工程において切りクズや不良品など,年間約1トンと大量の凍り豆腐クズが発生し,産業廃棄物として処理されているのが現状である。しかし,成分的には製品と全く同じであるため,精製されたタンパク質を多く含んでいることが考えられる。そこで,凍り豆腐クズを大豆の代替物として味噌の試醸を行うことによる,凍り豆腐クズの有効利用について検討した。また,試醸した味噌について機能性(抗酸化性,血圧上昇抑制効果)について検索し,機能性食品としての可能性についても併せて検討を行った。


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