九谷焼原料としての河合陶石の可能性に関する研究

■九谷焼技術センター ○高橋宏,木村裕之

1.目 的
 県内には白山市で産出する河合陶石があり,主に衛生陶器やタイル素地の原料として年間数千トン出荷されている。豊富な埋蔵量と安定した化学組成の陶石であるが,九谷焼の原料としては未利用である。本研究は,河合陶石を利用して磁器ハイ土製造のための技術開発を目的とする。河合陶石を九谷焼に利用できれば,県内産陶石の供給,品質,原料価格の安定化に資することができ,さらに河合陶石が九谷焼原料の一部を担うことで花坂陶石の保護にも繋げることができる。

全文(PDFファイル:230KB、2ページ)

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