光学機器用小型アクチュエータの開発

■機械金属部 ○高野 昌宏 廣崎 憲一 新谷 隆二 吉田 勇太 南川 俊治

1.目 的
 電子・情報産業やバイオ産業などで用いられる光学式の測定機器では,高精度化やコンパクト化のニーズが一段と高まっている。このため,光学系で使用される駆動装置(アクチュエータ)には,電磁モータよりも小型で高分解能なアクチュエータの開発が望まれている。
 一方,超音波リニアモータは,構造が簡素で,高パワー密度であることから,小型化が容易であり,また停止安定性や応答性にも優れているなど,光学機器の駆動装置として適した性能を持っている。しかしながら,微小駆動時の制御性やモータ効率に問題があるため,実用化が進んでいない状況である。
 そこで,本研究では,超音波リニアモータの制御性や効率を改善できる独立励振型振動子を考案し,この超音波振動子を応用して光学機器用小型アクチュエータの開発を行った。

全文(PDFファイル:366KB、2ページ)

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