油汚染環境を修復する微生物の探索と微生物製剤の開発

■化学食品部 ○井上智実

1.目 的
  微生物を用いた油汚染土壌の修復は,掘削除去や熱分離法などと比較し,安価で大規模な処理設備が不要であるため,近年,適用事例が増加している。しかし,修復には時間を要するため,より浄化能力の高い微生物が望まれている。また,土壌修復に使用される微生物は,一般的に製剤化されているが,製剤化後,徐々に死滅し分解活性が低下するため,生残性を高めることが必要とされる。本研究では,A重油分解能力の高い微生物を探索し,安全性評価,生残性を高めるための製剤化条件・保存方法等を検討した。

全文(PDFファイル:202KB、4ページ)

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