塑性加工における形状予測技術の研究

■機械金属部 ○新谷隆二 高野昌宏

1.目 的
  大きな変形を伴う塑性加工では形状の予測が難しく,実物により試行錯誤の実験を繰返し行っているため,所望の形状を得るためには,コスト及び時間を多く費やしている。
  近年ではコンピュータシミュレーションによる金型設計や形状解析も取り入れられるようになってきているが,塑性領域を含むCAE(コンピュータ援用エンジニアリング)では,材料特性が非線形であることや部品同士の接触条件など理論的に不確定な部分もあることから,解析条件を変えて繰返し解析することで実験結果と合わせこみを行っているのが現状である。
  そこで,複雑な塑性加工の形状予測を迅速に実施することを目的として,非線形解析に多く用いられている陽解法の有限要素法を用いた塑性加工解析における材料モデルおよび要素モデルの適性について検討した。

全文(PDFファイル:67KB、2ページ)

簡易テキスト版

PDFファイルをご覧になるためには、アドビリーダーが必要です。
ダウンロードはこちら