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機械材料の品質評価は,短納期・簡略化が求められており,それに関する要望も増えてきている。中でも機械製品の破損原因解明や引張強さ・硬さの評価が多くの割合を占めている。破損には疲労破壊,表面損傷などさまざまな種類があり,破損を支配する要因には材質(化学組成,金属組織など),荷重,残留応力および雰囲気など数多く存在する。 このことに対して,X線回折法は機械構造物の破損に密接な関係をもつ残留応力,残留オーステナイト量(金属組織)の測定ができまた鉄鋼材料の硬さ等を非破壊で検査できる有力な材料評価法である(図1)。しかし実製品に対する事例については,まだ不明な点が多い。そこで本研究では金型部品に対して用いられているTiN膜を被覆した超硬合金に対し,新手法であるインプレーン法(面内)と従来のX線回折法を組み合わせることで,残留応力分布を非破壊で求めた適用例について報告する。
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