平成14年度研究報告 VOL.52

 応答曲面法を用いたマンホール蓋の最小重量設計
 機械電子部 ○多加充彦
 金沢大学工学部 尾田十八

 道路一般に使用される下水道用マンホール蓋は,車両などの通行時に生じる荷重に耐える強度が必要なため,蓋の裏側がリブで補強された重厚な構造となっている。しかし,製造・運搬コストの削減,工事に伴う蓋の開閉作業の負担軽減などの問題があり,軽量化を図ることが望まれている。これまで,JIS A 5506に規定されている格子状のリブ形態をもつマンホール蓋の軽量化の検討が行われているが,より軽量化を図るには,構造最適化の見地からJISの荷重試験の適合条件を満たす新しいリブ構造の設計検討が必要である。また,蓋の強度に関して,JISの荷重試験では,矩形板の配置による荷重条件の相違がリブ構造にどのように影響するかの検討が行われておらず,設計上この問題を吟味することも必要となっている。

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