平成13年度研究報告 VOL.51


 PZT強誘電体キャパシタ用SiNx保護膜の触媒CVD法による低温作製
 南川俊治・部家彰・米澤保人・藤森敬和・中村孝・増田淳・松村英樹

強誘電体は,電界を取り除いても分極が残る性質があるため,書き換え可能な不揮発メモリの材料として用いられている。そのメモリは,高速,低消費電力等優れた特性を持つことから,実用化され,大容量化が進んでいる。大容量化のためには,低温で高品質窒化シリコン(SiNx)保護膜の作製が求められている。一方,触媒CVD法(Cat-CVD)は,高温のタングステン線を触媒に用い,300℃程度の低温で良質(緻密、低含有水素量等)なSiNx膜の作製ができる。しかし,300℃の作製温度では,作製雰囲気中に生じる水素によるPZTの強誘電特性が劣化することが知られている。そのため,Cat-CVD法を用いて基板温度が200℃前後でPZT強誘電体キャパシタ上にSiNx膜の作製を試みた。


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