航空機用薄型FRP複合材の効率的加工技術の開発
■東興産業株式会社 営業技術部 辻谷正彦
■技術開発の背景
航空機の主翼下面には点検口のカバーとして,すべて設計形状が異なるFRP製パネルが片翼でも60枚以上取り付けられている。これらパネルの加工では外形のトリム加工と取付け用の穴加工が必要であるが,大きな主翼の組立て時に生じる誤差を最終的にパネルの寸法で吸収させるため,1機毎にさらに微妙な寸法・穴位置調整が要求される。そのため,個々のパネルの加工において,加工治具の段取り作業に時間を費やしたり,または手作業による加工が強いられたりするなど,加工能率の改善が課題となっている。
全文(PDFファイル:188KB、1ページ)
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