漆への硬度および耐光性向上に関する研究

■繊維生活部 ○梶井紀孝 江頭俊郎 藤島夕喜代

1.目 的
 黒漆は「漆黒」と呼ばれ,特有の優美さから重用されてきた。しかし,家具として利用した場合,器物を置いた跡や擦り傷が残る,直射日光で色が変わるといった問題を抱えてきた。
 本研究では,この漆の欠点を改善するために,平成20〜21年度に行った「ナノ粒子を用いた食器洗浄機対応漆器の開発」で培ったナノオーダーの無機粒子を漆と混練する技術を基礎として,さらに複数種類の無機粒子を組み合わせ,塗膜硬さと耐光性を持つ漆を開発する。

全文(PDFファイル:27KB、2ページ)

簡易テキスト版

PDFファイルをご覧になるためには、アドビリーダーが必要です。
ダウンロードはこちら