ICタグを用いた排便検知システムの開発

■電子情報部 ○米澤保人 筒口善央
■(株)インテック 斉藤 亮
■金沢大学   紺家千津子
■千木病院   田端恵子

1.目 的
 寝たきり認知症老人の失禁ケアには,簡便に使用できるおむつが多用されている。しかし,認知症老人は,排泄を伝えることが困難であるため,失禁直後におむつ交換を受け難い。尿は吸収剤の進歩によって,失禁後すぐにおむつに吸収されるが,排便,特に下痢便では吸収されず,漏れることがある。さらに,下痢便は,認知症老人にとって不快であり皮膚かぶれにつながり,介護者にとってもケア負担増となる。そこで,適宜なおむつ交換を可能にするため,排便を検知するシステムを試作開発することを目的とした。

全文(PDFファイル:132KB、2ページ)

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