平成15年成果発表会要旨集  
研究・指導事例成果発表

 絵具調色システムの研究
 九谷焼技術センター ○高 寛明

 現在,九谷焼で使用されている和絵具は,花器等に使用されている有鉛和絵具と,食器等に多く使用されている耐酸性が高く鉛溶出量が少ない耐酸和絵具及び当場で開発をした無鉛和絵具の3種類である。
 和絵具で目的とする色合いに発色させるには,絵具を調合した焼成前の色と焼成した色が違うため,複数回の調合と焼成を必要とするのが現状である。
和絵具焼成色のデジタル化ができれば,商品開発時の絵柄色に合致した絵具の調色や近似色選択が迅速にでき,コンピュータ上で行う商品開発のデザイン作業に,和絵具の焼成近似色を利用することが可能になる。
今後の九谷焼における商品開発サイクルの短縮化を図ることを目的に,最も多く使用されている耐酸和絵具と,業界へ技術普及を進めている無鉛和絵具の2種類のデータベース(以後DB)化を行った。


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