平成15年成果発表会要旨集  
研究・指導事例成果発表

 農工連携による県産農産物を活用した機能性食品開発
 
−加賀野菜の機能性について−
 食品加工技術研究室 ○林 美央 道畠俊英 勝山陽子
 農業総合研究センター 太田礼子 三輪章志 吉川基世
 農業短期大学 矢野俊博 榎本俊樹

 近年,食に対する消費者ニーズは,栄養素の摂取やおいしさを感じさせる感覚機能の充足だけでなく,生活習慣病などの種々の疾病に対する予防効果(生体調節機能)を期待するようになっている。これは食の第3次機能と呼ばれており、さまざまな疾病の予防効果が期待できる成分が含まれた食品は「特定保健用食品」や「栄養補助食品」として多く市販されている。このような食品の機能性への関心が高まっていることから,本県においても県産農水産物、加工品の各種機能性成分を利用した食品の開発が望まれている。
 そこで,石川県では平成14年度から3カ年の計画で,工業試験場と農業総合研究センターが連携し,機能性の検索と機能性を利用した食品加工に対応できる体制づくりへの取り組みを開始した。具体的には県産農水産物,特産物の機能性評価やこの機能を利用した新規製品の開発を進める。本発表では,県産農水産物の中でも,加賀野菜(図1)に注目し,その成分分析と機能性評価(抗酸化能,血圧上昇抑制効果)を行ったので報告する。


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