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石川県の林業統計によれば,県内人工林の総面積に対して,スギが72%,またヒバが12%を占めている。現在,これらのスギ,ヒバの多くは,木材として利用できる伐採期を迎えている。しかし市場への安定供給性の悪さやそれに伴うコスト高が原因で,石川県における木材需要の約2割程度を供給するに止まり,県産材が十分に有効活用されているとは言い難い状況である。また,県産材の大半を占めるスギは,軟質材であり表面に傷がつきやすいため,これまで家具や建具,床材などへ利用されることは少なく,用途が限られてきた。 そこで石川県工業試験場と石川県林業試験場との共同研究で,県産材の有効活用を目的に,スギやヒバを圧密加工によって硬質化させてその用途拡大を図り,具体的な製品開発を行った。
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