技術ふれあい2003  
研究・指導事例成果発表

 機能性陶板の研究開発
 九谷焼技術センター ○高橋 宏

 石川県の伝統産業である九谷焼は上絵加飾に特徴があり,食器や花器,置物の他に陶板も生産されている。陶板は公共施設のホールなど主に屋内の装飾に用いられている。九谷焼陶板の屋外での使用状況を見てみると,九谷焼の特徴である華麗な五彩を施したものは少なく,ほとんどが釉下に絵付けをした染付けの陶板が用いられている。その理由としては,上絵具が屋外環境下で長時間曝されると,絵具の成分が溶脱し九谷焼の美観が損なわれてしまうためである。上絵の屋外環境下での劣化が防止できれば,九谷焼陶板の屋外への応用が可能となり,新しい製品の開発が期待できる。そこで本研究では屋外での上絵の劣化防止を目的として,陶板表面への酸化チタン皮膜形成技術の検討を行った。


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