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情報通信技術の複雑化とともに,誤動作や通信手段の電磁環境悪化が懸念されている。この問題に対応するために,文部科学省地域先導研究プロジェクトが平成11年度に発足した。このプロジェクトには石川県の織物技術を活かして,炭素繊維織物を製作し,電磁波遮蔽(シールド)材を開発するというテーマである。炭素繊維は構造材料として使用する試みは多いが,電気的機能材料としての試みは少ない。工業試験場では平成11年度の技術ふれあい研究発表会で,炭素繊維織物が電磁波遮蔽材として優れた特性を示すことを報告した。今回,電磁波関連産業の創出をも考慮して,新たに炭素繊維織物と薄膜電磁波シールドフィルム大型試料の電磁波遮蔽特性評価を行った結果,および上記素材を活用して施工された電磁波シールドオフィスモデルルームについて報告する。
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