技術ふれあい2001  
研究・指導事例成果発表

 ジェットルームのよこ入れ性予測技術の開発
 繊維部 ○新谷隆二 森 大介

ジェットルームを使用した多品種少量生産では,品種変更に伴う段取り換えを迅速に行うことが必要である。商品開発に用いられるよこ糸は,必ずしも水噴流(ウォータジェット)や空気噴流(エアジェット)で搬送しやすい糸ではなく,その糸を搬送するときの水圧や空気圧などのよこ入れ条件は実際に試織して決定するため,未だ経験と勘によるところが大きい。そこで,糸の搬送しやすさ(よこ入れ性)を評価し、その糸に対するよこ入れ条件を適確に予測する手法を確立することは,迅速な新製品開発が促進されると考える。
本研究では,よこ糸の挿入に空気噴流を用いるエアジェットルームを対象として,よこ入れ条件である主ノズルの空気圧力と噴射時間および補助ノズルの空気圧力が,よこ糸の搬送に及ぼす影響を明らかとし,ポリエステル加工糸を例として,よこ入れ条件からよこ入れ性を表すと考えられる糸の挿入速度を予測することを目的とした。



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