Webに付箋(ふせん)を貼るサービスを改良  ―ユーザー間で電子付箋の共有が可能に―

 工業試験場では、金沢大学、(株)管理工学研究所北陸分室(金沢市)と共同研究を行い、Webページの重要な箇所に「電子付箋」を自由に貼るシステムを開発しました。この成果を活用して(株)管理工学研究所と(株)COM−ONE(能美市)が、ノーティア(Notea:Note for Annotation)という名称のWebサービス(http://v15.notea.jp/:利用は無料)をインターネット上で公開しています。

 今回、機能を改良して電子付箋をユーザ間で共有できるようにし、付箋内に動画も貼れるようにしました。また、「マイページ」というユーザごとの付箋一覧・整理画面では、保存した付箋からWebのサムネイル表示ができ、これを参照して元のページへ直接移動することができます。このようにNoteaは、ブログなどに続く新しいWeb上での情報共有サービスとなることが期待できます。今後、学校内でWebコンテンツの教材に付箋を共有して授業を進めるなど、特定組織内での活用方法も提案して行きます。


電子付箋一覧・整理画面「マイページ」

担当:電子情報部 上田芳弘(うえだよしひろ)

専門:ソフトウェア

一言:無料サービスによるWebページ検索の効率化を支援します。