3次元スキャナを共同開発


複数のカメラで計測領域を大幅に向上

 (株)コスモサミットと工業試験場は,平成11年度から共同で3次元の形状を精度良く,簡単に読みとる3次元スキャナ装置を開発してきました。この装置は,3次元の形状をコンピュータに入力するためのもので,3次元CGやCAD用に欠かせない装置です。
 形状を読み取る方法は,線状のレーザ光を測定物に照射し,その線画像をCCDカメラから入力し,三角測量の原理により3次元位置を計測します。本装置の特徴は,複数台のカメラから同時に測定物の画像読み取り,パソコンの中でデータを合成することにより,従来の1台のカメラと比較して計測領域と精度を大幅に向上したことです。
 本装置の具体的な用途として,3次元CGを考えており,外科用手術手袋やゴルファー用手袋などの誂え品への応用を考えています。

3次元スキャナの外観

  担 当 情報指導部 中野 幸一

トップページ

技術ニュース

前のページ

次のページ