ものづくり試作開発支援設備を有効活用
 受賞した「時雨」織物 |
全国繊維技術交流プラザは，全国の公設繊維試験研究機関の新技術，新製品の開発などの研究成果を発表し，広く中小企業に開発成果の普及を図ることを目的としています。 今回，合計１１０点の試作品の出品があり，この中から当工業試験場の「時雨」織物が最優秀賞である中小企業長官賞を受賞しました。 この作品は，平成１０年度に導入した「ものづくり試作開発支援設備」を活用したもので，まず，マイナスイオンを発生するパウダをポリエステルに混練し紡糸します。次にこの糸と，伸縮性のある糸を複合撚糸し，これをよこ糸として製織することで，時雨調の「しぼ」（織物表面の凹凸）を表出させたものです。現在，この試作織物は当場エントランスホールに展示しています。 |
| 担 当 | ： | 繊維部 森 大介 |
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