イタリアから研究員を受け入れ


シルク研究所・インスブリア大との国際共同研究推進に弾み


実験中のペルッツオ研究員
工業試験場では,昨年度からイタリアシルク研究所との共同研究を進めており,研究職員を派遣しています。昨年末には,同研究所で「シルクプロテイン利用による高付加価値織物の開発」に関する実験を行いました。その際,同研究所と協力関係にあるインスブリア大学の研究員を当場に派遣することが提案され,10月5日にカルロ・ペルッツオ研究員(27才)が来日しました。
本研究は,コモ地区の絹産業で問題となっている廃棄物を,県内繊維産業が得意とするポリエステル織物のコーティング剤に利用することで,両地区の課題(環境問題,製品開発)を同時に解決しようとするものです。
同研究員は,今後3年間にわたり毎年数ヵ月間,工業試験場内で共同研究を進めます。

  担 当 繊維部 山本 孝

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