4.成果普及
![]() 写真6 大阪国際繊維機械展への出展@ |
![]() 写真7 大阪国際繊維機械展への出展A |
5.結 言
試作したファジィ張力制御システムと従来法を用い て実験を行い,その制御効果を比較した。従来法は, 糸速度200m/min において,設定張力値20cNに対して,±5cN以上の変動が生じたが,試作したファジィ張力制御システムは,±1gf以内の変動で安定した制御結果を得た。また,従来法に比べて,糸速度の変化に対応できることも確認できた。今後,本研究成果を基に,製織準備機や糸の種類の違いに対応可能なより高度な制御手法を確立する必要があり、県内企業と共同で製品化を進めていく予定である。
謝 辞
本研究を遂行するに当たり,終始適切なご助言を頂いた石川県技術振興会議委員田川高司氏(金沢工業大学教授)に感謝します。
また,この研究を行うにあたり,協力してくださった三社電子株式会社伴田吉峰氏、清水章司氏、山崎電気株式会社徳田和也氏に謝意を表します。
参考文献
1)森大介,高広政彦,田川高司,南喜八郎,石川県工業試験場研究報告,No.44,P.13(1995)
2)鶴田基弘,古下昭雄,前原孝敏,繊学誌,16,215(1960)
3)古下昭雄,田川高司,繊学誌,17,916 (1961)
4)H.F.Mark,S.M.Atlas,E.Ceruia著,松崎,温品訳,化学繊維U,P.252 丸善 (1971)
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