人工股関節ステムのカスタムメイド設計手法の開発

■機械金属部 廣崎憲一
■金沢工業大学 新谷一博
■金沢医科大学 兼氏歩

研究の背景
 近年,重度の変形性股関節症等の患者に対して人工股関節の置換手術が施されている。この人工股関節は,細長い棒状のステム部を生体の大腿骨髄腔内へ挿入することにより大腿骨に固定している。特に骨セメントを使用しないセメントレスタイプの場合,大腿骨への固定性の観点から,ステム部の髄腔を占める割合(髄腔占拠率)が高いほど臨床学的に優れていることが認められており,患者患部の変形形態に個々に対応できる人工股関節のカスタムメイド化が望まれている。

 

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