生体用チタニウム合金の高速切削加工に関する研究 ―バインダレスcBN工具の工具摩耗形態と摩耗機構―

■機械金属部 廣崎憲一
■金沢工業大学 新谷一博
■金沢医科大学 兼氏歩

研究の背景
 これまでにチタニウム合金の切削加工において,耐熱性と熱伝導性に優れているバインダレスcBN工具を適用し,従来工具に比して高速化・長寿命の観点から優位性のあることを示してきた。しかし,バインダレスcBN工具の切削性能を効果的に導くためには,チタニウム合金の加工における工具摩耗形態とその摩耗機構について明らかにする必要がある。そこで本研究は,バインダレスcBN工具を用いた生体用チタニウム合金の旋削加工において,工具摩耗形態に及ぼす切削速度の影響について調べるとともに,その摩耗機構について考察を行った。


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