近年,多くの企業や組織において,複数の担当者にまたがる業務プロセスの流れ(ワークフロー)を管理,自動化することを実現するためのワークフローシステムが注目されている。ワークフローシステムは,定型業務か非定型業務か,そして,基幹業務か支援業務かで区分され,4分類される。このうち,定型・基幹業務に対するワークフローシステムの利用が最も進みつつある。本研究では,官公庁において意思決定を行う重要な業務である文書決裁業務を対象とした。本業務は,非定型・支援業務に分類されるが,この業務に対するワークフローシステムの適用や運用評価はあまり行われていない。そのため,決裁業務にも使用されるワークフローシステムの構築,運用評価の報告が望まれている。
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