車いす用携帯スロープの開発

■津田駒工業株式会社 新事業企画室 中田明彦

■技術開発の背景
 繊維機械の製造販売を主に行っている津田駒工業株式会社では,新規事業として健康・福祉機器関連の開発に取り組んでいる。近年,バリアフリーやユニバーサルデザインが叫ばれているものの,車いす利用者の行動を妨げる段差は多く存在しており,特に2段程度の小段差が車いす利用者にとって大きな障害となっている。
 今回,パラリンピックのアスリートである車いす利用者から,どこでも持ち運び,設置できる小型・軽量の携帯用スロープの要望があり,開発に取り組んだ。石川県工業試験場で耐久性・耐荷重試験を行い,商品化までのデザイン開発指導を受けた。また,リハビリテーションセンターの協力のもとモニター評価を行い,ニーズの把握・整理,安全性・操作性の評価を行った。

全文(PDFファイル:207KB、1ページ)

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