ホームページ上の電子メモを用いた情報共有システムの開発

■電子情報部 ○加藤直孝 上田芳弘 林 克明
■(株)富士通北陸システムズ   中川健一
■北陸先端科学技術大学院大学 國藤 進

 我々が日頃,資料に何らかの付記事項を書き残す手段として,メモの書き込みや付箋貼り付け,あるいは重要な箇所にアンダーラインやマーカを引く方法をよく用いる。このような方法で資料に付記される文字や図示情報は,アノテーションと呼ばれる。一方,組織内あるいは組織間の円滑な情報伝達,情報共有あるいはコミュニケーションを実現する手段として,オフィスにおける情報インフラが必要不可欠な存在となっている。近年では,情報システムを活用して,資料の電子ドキュメント化による情報共有の効率化が進んでいる。本研究では,より効果的で利便性のある情報共有システムの開発を目的に,複数の利用者がインターネットあるいはイントラネットを利用して,Webブラウザ画面に表示される内容に付箋やマーカー感覚で電子的なメモ(アノテーション)を付記することにより遠隔コミュニケーションを支援するシステムを開発した。本報告ではその概要を紹介する。

全文(PDFファイル:135KB、2ページ)

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