平成15年成果発表会要旨集  
研究・指導事例成果発表

 マグネシウム板材のボス出し成形技術の開発
 機械金属部 ○多加充彦 藤井 要 高野昌宏
 コマツ産機(株) 三吉宏治

 マグネシウム(以下,Mg)合金は,実用金属の中でも比重が小さく,比剛性(剛性/比重)や比強度(引張強さ/比重)が高いため,プラスチックに代わる軽量化材料として携帯機器筐体(カバー)等への利用が進められている。現在,Mg合金を用いた筐体の製造はダイカスト鋳造やチクソモールド法が主流となっているが,これらの製造法では成形後の表面品質や歩留まり等の問題があり,板材を利用した成形の期待が高まっている。しかし,板材成形では,筐体の剛性確保や組み付けに必要なボス・リブ等の厚肉部を一体成形することが困難である。そこで本研究では,プレス鍛造によって板材に高さのあるボス出し成形を行うことを目的に,ボス背面(筐体表面)にヒケを生じない成形条件や金型形状の検討を行った。


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