技術ふれあい2003  
研究・指導事例成果発表

 音声認識技術の開発と検反システムへの応用
 製品科学部 ○漢野救泰

 近年,各種装置の操作性向上に音声認識の利用が望まれているが,工場内での実用化は進んでいない。工場内での音声認識性能低下の原因として,非定常雑音の混入及び騒音下発声における音声特徴の変形(ロンバード効果)が考えられる。この課題に対して,本研究では,有声音に基づく単語区間(有声単語区間)検出手法を利用した実環境下ロンバード音声認識方式を提案するとともに,この方式に基づく認識システムを開発することを目的とする。本報では,まず距離尺度の頑健性について述べ,有声単語区間利用の有効性について示すとともに有声音区間で照合度を重み付けする手法の効果を明らかにする。更に,これらの評価結果を基に音声入力検反システムについて検討し,動作実験により,このシステムの実用性を評価する。


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