技術ふれあい2003  
新製品開発事例発表

 建設発生土の再資源化
 北陸エースコン工業株式会社 技術課 辰野 智規
 福井高専 山田 幹雄、奥村 充司

 弊社における業務の主体はリテラ工法,流動化処理工法,気泡混合軽量盛土工法等を採用した地盤改良や汚泥処理であり,県内・外で建設発生土の活用事業を展開している.近年,津幡町内でリテラ工法による地盤改良を施した際に,関係者から当該地域には水素イオン濃度指数(pH)の極端に低い表層土が各所で認められ,そこでの安定処理効果は小さいとの情報を得た.また,ほぼ同じ時期に東北地方の工事担当者から強い酸性を示す土の処理・再利用策に関する相談を受けた.既往の調査,研究事例によれば海成堆積物からなる砂岩,泥岩や凝灰岩が分布する我が国には酸性土の出現箇所が点在するとのことであり,弊社の業務においても今後このような性状の土と遭遇する可能性が高いと判断し,ゼロ・エミッションを念頭に置いた酸性土地盤改良技術の開発に着手することにした。

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