技術ふれあい2001  
研究・指導事例成果発表

 風味を改善したイシル(魚醤油)の開発
 食品加工技術研究室 ○道畠俊英 松田喜洋

石川県の伝統食品に,イカやイワシを原料とした「イシル」がある。これは秋田県の「しょっつる」や香川県の「いかなご醤油」とともに,日本の3大魚醤油として知られている。近年,エスニック料理への関心が高まり、魚醤の需要は高まる傾向があるが,イシルについては,長い熟成期間(1〜2年)が必要なため需要に素早く対応できない。また,魚を原料とした調味料であるため,独特の魚臭さと高い塩分(約25%)とで,一般に広く受け入れられないのが現状である(濃口醤油の場合は,約15%)。
そこで,イシル特有の臭気の抑制と高塩分問題を解決するため,臭気の除去や低塩化に関する検討を行い,風味を改善したイシルの開発を行った。



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