お知らせ

新規採択事業の紹介

<共同研究>

高集積熱電変換モジュールによる低密度廃熱回収システムの開発(化学食品部)

平成19年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業:経済産業省

 未利用廃熱をエネルギーへ直接回収可能な熱電変換素子の低コスト高密度実装を、インプリント技術にて創生する技術開発を行います。産業廃棄物焼却炉からの熱交換ユニットへの実装技術の開発により、1W当たり300円の廃熱発電システムの開発を目指します。

組紐技術を用いた長尺FRP製品の開発(繊維生活部)

平成19年度 地域資源活用型研究開発事業:経済産業省

 石川県の地域資源の一つである組紐生産技術を活用して、樹脂との複合化による繊維強化複合材料(FRP)について丸井織物(株)、金沢工業大学、京都工芸繊維大学、(財)石川県産業創出支援機構と共同で研究します。また、開発された長尺FRP技術を基礎に、ロボット部品等への応用開発を行います。

発酵による大豆ホエーとオカラの高機能化と食品、飼料への活用(化学食品部)

平成19年度 戦略的基盤技術高度化支援事業:経済産業省

 大豆ホエーを2倍程度に濃縮し、ビフィズス菌などの微生物の発酵による機能性物質の含有量を高め、飲料としての展開を目指します。また、発酵液とオカラを混合し、混合体を発酵させて酸性状態にすることにより、食品素材や飼料、肥料として利用することを検討します。


<単独研究>

高硬度ナノ炭素膜中の水素含有量を制御した長寿命切削工具の開発(機械金属部)

平成19年度 シーズ発掘試験:科学技術振興機構

レーザー光とインクジェットプリントを併用した難染性繊維の染色技術開発(繊維生活部)

平成19年度 シーズ発掘試験:科学技術振興機構

ビール濾過助剤珪藻土の有効活用(化学食品部)

平成19年度 実用化検討(FS)課題:科学技術振興機構 プラザ石川

磁気応答型熱電変換素子の開発(化学食品部)

平成19年度 実用化検討(FS)課題:科学技術振興機構 プラザ石川

研究会発足のお知らせ

ブレード技術研究会

 石川県は、組紐(ブレード)をはじめとした繊維資材(伸縮性を有する細幅織編物等)の有数の産地です。県内繊維産業の非衣料分野への進出支援を目的とし、複合材料用の組紐機を用いた製品開発や意見交換のため、本研究会を発足します。ご興味のある方はご連絡ください。

連絡先: 繊維生活部 吉村、森
  TEL 076-267-8083

土壌修復技術研究会

 土壌汚染対策法が平成15年に施行されてから、土壌修復ニーズは年々増しています。土壌修復には調査・分析、汚染物質の除去、土木施工など、様々な技術の連携が不可欠です。そこで、工業試験場では土壌修復分野における技術交流、情報交換を目的とした研究会を発足しました。ご興味のある方はご連絡ください。

連絡先: 化学食品部 井上
  TEL 076-267-8086

新規導入設備の紹介

ローラ糊付機(平成19年10月導入)

〔用 途〕 撚糸や製織性をしやすくするため、糸の材質や太さに応じて適量の糊剤を付着させる
〔メーカ〕 (株)カキノキ
〔仕 様〕 KHS型
糸速度:50〜400m/min
乾燥温度:50〜80℃
錘数:4錘
巻量:1.0Kg以上
   


博士(工学)の学位を取得

舟木 克之(主任研究員)

「複合組織化による高性能 金属材料の創製とその強化メカニズムに関する研究」
  金沢大学大学院自然科学研究科システム創成科学専攻