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石川県の酒造業界は、「県独自の酒米品種」を用いた新しいタイプの「石川県産ブランド清酒」の開発を、従来より求めていました。 農業総合研究センターでは酒米新品種の開発、工業試験場では新規醸造技術や酵母の育種・開発に関する試験研究に独自に取り組んできました。 平成17年度より両機関が連携して、これまでに得られた成果をもとに新たな技術開発に取り組んでいます。 具体的な研究内容は次のとおりです。 (1)農業総合研究センターの農産物加工・評価技術と工業試験場の醸造技術を融合した、少量の米で醸造適性を評価するための新技術の開発 (2)清酒の地域性と付加価値化を目的とした、清酒の酸味に特徴を持たせる酵母の開発(写真は酸味に特徴のある酵母を用いた清酒の小仕込み試験) 醸造適性評価法は、次のステップとして酒米新品種の育種選抜へ応用を図り、酒米育種の効率化・迅速化につなげたいと考えています。将来的に石川県産の酒米と独自の酵母を用いた県内酒造メーカーによる「石川県産ブランド清酒」の開発を目指します。 |
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清酒の小仕込み試験 |
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担 当 | : | 食品加工技術研究室(兼執 県農業総合研究センター) 山田幸信(やまだゆきのぶ) |
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専 門 | : | 農産物加工・評価 |
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一 言 | : | 酒米の奥深さを探求します。 |
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