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特定のDNAやタンパク質の有無やその量を調べることによる遺伝情報の解析が活発に行われています。その方法の一つとして、解析したいDNAやタンパク質に蛍光を発する色素をあらかじめ結合させておき、その蛍光を検出する方法があります。工業試験場では、微弱な蛍光も検出することができる高感度蛍光検出装置を開発しました。 開発した装置は、レーザー、光学ヘッド、光電子増倍管(高感度の光検出器)などから構成されています。レーザーを蛍光色素に照射することにより蛍光を発光させ、光学ヘッド内のレンズで集光した蛍光を、光ファイバーや光フィルターを経由して光電子増倍管で増幅して検出します。光学ヘッドや光フィルター、光信号の処理方法等に工夫を施し、微弱な蛍光の検出を実現しました。 この装置を用いることにより、RLGS法と呼ばれる遺伝子解析を自動的に短時間で行うことができます。また、本装置を応用して、バイオチップの読み取り装置を開発しており、5月に東京で開催された国際バイオEXPOにその試作機を出展しました。 |
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開発した蛍光検出装置(国際バイオEXPOにて) |
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担 当 | : | 電子情報部 米沢裕司 (よねざわゆうじ) |
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専門 | : | 画像処理 信号処理 |
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一言 | : | 新技術・新製品の開発をぜひご一緒に! |
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