加賀野菜利用の新商品開発
〜機能性を持つ加賀野菜を利用した新商品発売〜


 工業試験場では、農業総合研究センター、農業短期大学と共同で、石川県の伝統野菜である加賀野菜について、成分や機能性(抗酸化性、血圧降下作用など)について検討を行ってきました。その結果、金時草、ヘタ紫なす、加賀れんこん、加賀つるまめなどに強い抗酸化性があることが分かりました。
 そこで、青木クッキングスクールと共同で、抗酸化性の強い金時草、加賀れんこんを利用した新しい製品を開発しました。
■製品の特長■
(1) 金時草を利用した「金時草 酢味つゆ」
 めんつゆを酢味としさっぱりとした味わいを出すとともに、つゆのpHを酸性側にすることで、 金時草の持つ独特の紫色をより鮮やかにすることに成功しました。
(2) 加賀れんこんを利用した「金澤城石蓮根ケーキ」
大きくカットした加賀れんこんをそのままケーキの生地に入れることにより、れんこんの持つ独特の食感を生かした和風ケーキを開発しました。

開発しためんつゆとケーキ


担当 化学食品部 道畠俊英 (みちはたとしひで)
専門 伝統食品、食品化学
一言 地元の食品を見直しましょう。食品に関することはお気軽にご相談ください。



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