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工業試験場モノづくり支援センターに設置された光造形機が、企業の試作開発に利用され製品開発の迅速化やコスト削減に成果を上げています。 光造形とは、ラピッドプロトタイピングと呼ばれる付加加工法の1つで、3次元CADで作成したモデル形状を0.1mm厚にスライスして、光硬化性樹脂によって順番に積層してくことで実物モデルを作り出す手法です。当場の光造形機は、600×600×500mmの大きさのものが製作でき、製品の形状および意匠確認用としてだけでなく、透明樹脂であるため機能評価や組み付け評価に用いることができます。また、図に示すように、造形モデルを真空注型用マスターモデルとして応用することも可能です。 モノづくり支援センターでは、この光造形機を利用するための3次元CAD/CAMシステムの他、様々な加工機を備えており、これらを併用することで機械部品の迅速な試作に対応できるようになっています。世界に誇れる「石川発のモノづくり」に寄与できるよう工業試験場職員もお手伝い致します。 |
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光造形機活用事例(耕耘機カウル) |
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担 当 | : | 機械金属部 古本達明(ふるもとたつあき) |
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専門 | : | 機械設計、レーザ加工、精密測定 |
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一言 | : | 「モノづくり」の底力を今こそ世界に。 21世紀のモノづくり革命に役立つツールです。 |
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