モノづくり支援センター活用方法について


 企業の新製品・新技術開発における設計から試作・評価までを支援するため、平成15年2月5日に「モノづくり支援センター」をオープンしました。ここでは、利用事例や利用手続きについてご紹介します。
【機械分野での利用事例】
 三次元CAD/CAEシステムを用いることで、設計した製品の強度や振動等の機械的特性や信頼性を、シミュレーションにより評価できます。また、三次元CADで作成したデータは、立体モデル造形システムやマシニングセンタでの加工に利用できるため、迅速な試作が可能です。
【繊維分野での利用事例】

 糸の原料となるペレットを作製する装置と紡糸装置により、糸を原料段階から試作できます。また、試作した糸を用いてカバーリング装置やサンプル整経機などの各種準備機械、織機および横編機で、機能性や意匠性に優れた織編物を試作することができます。

【食品分野での利用事例】

 真空凍結乾燥機、電気透析装置および超高圧処理装置等によって、食材の素材化、機能性成分の抽出、機能性食品の試作を行なうことができます。また、アミノ酸分析計や有機酸分析計により食材や食品の機能性や成分分析を行なうことができます。

 当センターでは、紹介した機械、繊維、食品分野のほかに、材料、環境、特産分野の試作開発を行なうための設備も設置しています。設備の一覧及び詳細については、以下のインターネットホームページをご覧下さい。
URL http://www.irii.go.jp/mono/mono_setubi.htm

●設備の利用方法
 依頼書の提出と手数料が必要です。
 利用手数料や、設備の詳細は下記受付窓口にお問い合わせ下さい。また、利用したい機器が希望日時に利用できない場合がありますので、事前に下記受付窓口にご連絡下さい。
●その他の支援
 設備については、初めて使用される方でも、工試職員が支援致します。
 また、当センターでは、設備利用のほか、新技術・新製品開発に関する技術相談や工試職員、コーディネータ、技術アドバイザーによる技術支援を行ないます。さらに、補助金情報の提供や(財)石川県産業創出支援機構等との連携により販売促進等の支援も行ないますのでお問い合わせ下さい。

●受付窓口
担 当 工業試験場 1階 企画指導部
市川太刀雄、新谷隆二
URL http://www.irii.go.jp/mono/
TEL   076-267-8081

モノづくり支援センター関連設備の利用状況
今年度は、全般的に昨年度より開放設備の利用が多くなっていますが、特に2月にモノづくり支援センターを開所したことにより急増しました。皆様の益々のご利用をお待ちしています。



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