合繊メーカーとの新商品開発研究会発足


 標記の研究会が11月7日に発足しました。この研究会は、我が国の合成繊維メーカーが製造する特徴ある新規素材を有機的に組み合わせて、審美性や機能性に優れた新商品を開発することがねらいです。開発は合繊メーカー、県内繊維企業と工業試験場の三者が共同で行います。県内からは(株)オリテックス(小松市)、北日本産業(株)(辰口町)、志雄織物(株)(志雄町)、丹後商事(株)(金沢市)、東陽織物(株)(金沢市)、前多(株)(金沢市)、(株)ムツミテキスタイル(小松市)、加越産業(株)(根上町)が参加しています。
 本研究会の活動における画期的な試みは次の3点です。
(1) 合繊メーカー7社が新規素材41点を無償提供します。
(2) 合繊メーカーが技術ノウハウを有する技術者を派遣します。
(3) これまで合繊メーカーと県内繊維企業間に存在していた、系列という枠組みを越えて連携します。
 試作品の製造は県内繊維企業が担当します。工業試験場は試作品の性能評価に加えて、合繊メーカーと県内繊維企業の橋渡し役を務めます。
 本研究会では、合繊メーカーの特徴ある素材と本県の優れた繊維加工技術を融合させることにより、東アジア諸国には真似のできない新しい衣料や非衣料商品が開発されることが期待されています。

担 当 繊維部 近岡和英(ちかおかかずひで)
専 門 繊維機械、繊布
一 言 本研究会が本県の繊維産業の活性化に役立つことを期待しています。


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