農工連携により融合領域研究を推進
農産物活用機能性食品の開発


 最近,食品の持つ機能性(抗酸化性,血圧降下作用など) が注目を集めています。石川県には,加賀野菜(金時草,小坂レンコンなど)に代表される伝統野菜やイシルなどの伝統食品が数多く存在します。そこで,今年度より農業総合研究センターと連携を図り,これら県特産物を中心に機能性についての研究を次の手順で行います。
(1) 抗酸化性や血圧降下作用の試験を行い,効果のある野菜を検索する。
(2) 検索された野菜について,農業短期大学,金沢大学がん研究所と共同で動物実験で検証する。
(3) 検証された野菜に含まれる有用物質を解明する。

 さらに,食品として応用するため,これら有用物質を損なわない素材化法(ペースト化, 粉末化など)の開発を行っていきます。
研究の概要と研究体制
研究の概要と研究体制

担 当 食品加工技術研究室 道畠俊英 (みちはたとしひで)
専 門 食品化学, 食品分析, イシル
一 言 石川県の特産物の持ついいところをみんなで再認識しましょう。


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