発光微生物による水質評価装置を商品化
産学官共同研究で成果



商品化した水質評価装置

 廃水の有機質汚濁の指標となるBOD(生物化学的酸素要求量)の計測には,これまで5日間を要していました。近年,水質管理上,迅速な対応を行うため,短時間でBODを計測することが求められています。そこで,潟Cシメックス(金沢市)と北陸先端科学技術大学院大学及び工業試験場が共同で,水質評価装置を開発し,商品化しました。
 本装置は,水に含まれる有機物の量に応じて発光する微生物を応用して,その発光強度を測定できるようにしたものです。10分間で,最大7試料を同時に計測することができます。特に,食品工場の廃水など,生分解性の廃水に威力を発揮します。現在,希望者には一定期間,無償で試用いただいています。
 なお,本研究は中小企業総合事業団の中小企業創造基盤技術研究開発事業で推進しました。

担 当:化学食品部 宮本正規



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