切削加工現象モニタリング装置の開発
加工の様子を目で見て,手で触れて学習



切削力のモニタリング

 旋盤による加工中に発生する切削力や振動,切削熱は,製品の加工精度や工具の寿命に大きく影響するので,加工作業者にとっては重要な情報となっています。そこで,CNC旋盤に切削動力計や熱電対などのセンサを取り付け,切削加工中に発生している切削力や振動,切削温度のデータをモニタリングするシステムを開発しました。本システムでは,パソコンを用いてデータの収集・解析を行い,加工状態の様子をモニター画面に表示すると共に,擬似的なハンドルを通して切削力の変化も感じ取れるようにしました。
 特に,数値制御機械(NC)世代の若手作業者に加工現象の基本を学習していただくため,技術者研修,セミナー等で本システムの普及を図っています。

担 当:機械電子部 廣崎憲一



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