三次元造形機(金属材料用)
レーザー粉末溶融と切削加工を組み合わせた革新的な金属積層造形技術

メーカー・型式情報
メーカー:株式会社ソディック
型 式:OPM 250L
装置概要
三次元CADなどによって作成した形状データを基に金属材料の立体形状を造形する装置です。金属粉末にレーザーを所定の断面形状に照射し、溶融凝固させ、これを積層して立体物を造形します。
この装置の特徴は、造形中に高速切削加工を行える点にあります。積層と切削を同時に行うハイブリッド方式により、高精度な金属部品を効率的に製造することが可能です。
主な特徴
複雑形状の一体成形
従来の製造方法では不可能だった複雑な内部構造や中空構造を持つ部品を一体成形できます。
積層・切削ハイブリッド
積層造形と高速切削加工を組み合わせることで、高精度な表面仕上げと寸法精度を実現します。
高性能金属部品製造
マルエージング鋼やステンレス鋼などの高機能金属材料を使用し、高強度・高耐久性の部品を製造できます。
造形事例・応用例



主な仕様
造形方式
レーザー粉末溶融 + 切削加工方式
造形材料
マルエージング鋼、SUS420J2
造形領域
W250×D250×H250 mm
レーザー方式
ファイバーレーザー
レーザー出力
500W
切削加工能力
主軸回転速度: 45000min-1
主軸最大トルク: 0.8Nm
用途例
- 複雑な内部冷却構造を持つ金型の製造
- 軽量化設計を施した航空宇宙部品の製造
- カスタムメイドの医療機器・インプラントの製造
- 高性能な熱交換器や冷却部品の一体成形
- 従来法では製造困難な複雑形状機械部品の製造
- 少量多品種生産における金属部品の迅速製造