ブルーレーザ肉盛積層装置
3Dプリンティング技術で純銅など特殊金属の高精度肉盛りと積層造形を実現

メーカー・型式情報
メーカー:株式会社村谷機械製作所
型 式:ALPION Type Blue
装置概要
純銅粉末などを噴射しながら3本のブルーレーザ光を照射して溶融凝固させ、基材の表面に肉盛ビードを形成します。
これを面方向に繰り返したり、高さ方向に積層させたりすることによって、製品表面のコーティングや、損傷した部品の補修、既存製品への形状追加ができます。
主な特徴
ブルーレーザ技術
445nmの青色可視光レーザーを使用し、純銅などの高反射材料の効率的な加工を実現します。
積層造形機能
単なる表面コーティングだけでなく、3次元形状の付加製造が可能で、部品の修復や機能追加を実現します。
5軸制御システム
X・Y・Z軸に加えA軸とC軸の5軸制御により、複雑な形状の部品へも精密な肉盛り加工が可能です。
加工例・応用事例




主な仕様
レーザ光出力
100W×3ビーム
レーザ光波長
445nm(青色可視光線)
自動ステージ
X軸(250mm)、Y軸(250mm)、Z軸(140mm)、
A軸(±90deg)、C軸(無限)
対応粉末材料
純銅、銅合金、鉄鋼材料、ニッケル合金、
コバルト合金、チタン合金 など
用途例
- 純銅のコーティング - 熱伝導性の向上や導電性の付与
- 純銅の積層造形 - 複雑な放熱フィンや電極の製造
- 金型や工具の補修・改修 - 摩耗部分の肉盛りによる再生
- 異種材料の接合 - 機能性表面の形成
- 金属部品の機能向上 - 耐摩耗性や熱伝導性の付与
- 製品の機能拡張 - 既存部品への新機能追加