糸使い:絹 の検索結果
整理番号 欠点名 試料形態 糸使い 欠点発生状況 所 見 詳細表示
S-3 たて縞(精練不良) 織物 半練り先染め糸使いの正絹喪服帯地に不規則なたて縞が現われている。 帯地であるので絹のセリシンを落さない様に染めるために、比較的低温で染色したものと考えられ、ハイドロサ・・・・・ 詳細表示
S-4 たて筋(糸形状異常) 織物 たて方向に数本の淡色の筋が見られる。 マイクロスコープ観察の結果、欠点糸には偏平になっているフィラメントが混じっており、これが淡色に見え、・・・・・ 詳細表示
S-5 たて縞(精練不良) 織物 織物の全面に、たて糸が濃淡の色相差を生じ、たて縞が現われている。 生糸を先練りする際に精練が不均一に行なわれたためにセリシンの脱落斑を生じ、これが染料の染着性に差を生・・・・・ 詳細表示
S-10 たて筋(静電気因) 織物 たて筋は濃く見えるところと、淡く見えるところがある。筋は長さ5cm位から20cm位で消えている。糸斑・・・・・ 顕微鏡で観察すると、濃く見えるところは糸が出っ張ったり、よろけたりして太く見える。この糸をほぐしてみ・・・・・ 詳細表示
S-17 たて筋(撚異常) 織物 織物の中央附近にたて筋が1本だけ入っており、その長さは約1mでその前後は異常がない。 たて筋部分の上撚数が非常に多いことが判った。わずか1m程度の短い区間だけが強撚になっているが、原因は・・・・・ 詳細表示
S-18 たて筋:サシ(精練不良) 織物 半駒羽二重の紋付生地で黒色に染色された後に発見されたサシである。2〜20mmの白っぽい糸が織物全面に・・・・・ 欠点糸に付着している物質は各種の薬品で処理しても容易に脱落せず、接着性の強い物質であると考えられる。・・・・・ 詳細表示
S-27 よこ斑(油剤付着) 織物 絹、アセテート よこ方向に4〜10cm程度の濃染糸がランダムに入っている。染色は引染めによるボカシ染めである。 よこ糸には絹とアセテートの合撚糸が使用されており、顕微鏡で観察すると絹糸が濃染していることがわかった・・・・・ 詳細表示
S-33 よこ斑(張力異常) 織物 織物全反の数か所にたて方向で50〜60cmから2〜3mの長さで、全巾に鬼シボ状の欠点が現われている。・・・・・ よこ斑部分のよこ糸と正常部分のよこ糸を織物からはずして比較してみると、欠点糸のクリンプが大きいことが・・・・・ 詳細表示
S-34 よこ斑(異常張力等) 織物 よこ斑部分は太繊度糸を織込んだようにみえ、全反にランダムに発生している。 よこ糸の織縮み率試験の結果、よこ斑部分のよこ糸は弛んだ状態で織られていることが推察される。なお、この・・・・・ 詳細表示
S-35 よこ斑:シボ斑(撚異常) 織物 織物の全反にわたって所々に現われたシボの異るよこ斑である。この欠点は生機ではわからず、精練加工後に発・・・・・ 正常部と異常部のよこ糸撚構成を比較した結果、異常部のよこ糸2本のうちの1本が正常で他の1本が撚異常で・・・・・ 詳細表示
S-36 よこ斑(撚異常) 織物 欠点部分は1本-3本、1本-3本の周期性を持ったよこ斑で、正常部に比較するとやや荒い畝を形成し、わず・・・・・ 検撚の結果、31中/3/3の糸には異常はなかったが、31中/3/2の糸には、3本合糸すべきところを2・・・・・ 詳細表示
S-39 よこ引け(異常張力等) 織物 織物全巾にわたってランダムに発生したよこ引けである。正常部分から異常部分に移るところに、口合せ(よこ・・・・・ 撚数には特に異常は認められないが、強伸度については欠点糸の伸度低下がみられる。また強伸度曲線の初期引・・・・・ 詳細表示
S-46 風合い違い:シボ斑(設計不良) 織物 この織物は、設計時の予定ではシボが出ることを期待していなかったものであるが、異常なシボ(楊柳状)が発・・・・・ この織物はたて糸が細くて無撚であるのに対して、よこ糸は太くて下撚3000T/m、上撚600T/mが加・・・・・ 詳細表示
S-51 よこ段(口合わせ違い) 織物 よこ方向に、はっきりとした織段が生じている。 本欠点は、製織時に口合わせを間違えたために、織段が現われたものである(よこ糸同口)。・・・・・ 詳細表示
S-61 汚れ(原糸不良) 織物 絹羽二重の生機のよこ方向に茶褐色の汚れが断続的に入っている。撚糸工程による油汚れに類似している。 汚れの原因は、製織工程から製糸工程まで遡って種々考えられるが、本事例の場合は汚染されている部位のよこ・・・・・ 詳細表示
S-77 たて筋(ラメ糸切れ) 織物 絹、ラメ糸 たて糸に約4cm間隔で2本ずつの金色ラメ糸が入っている捺染絹ジョ−ゼットの仕上り品である。地糸は異常・・・・・ 顕微鏡で観察すると、地糸には異常が認められないが、ラメ糸の数本が切れている箇所があり、また、写真に見・・・・・ 詳細表示
S-79 よこ斑(糸繋ぎ異常) 織物 生機では異常が発見されなかったが、精練仕上げ後に1反の2〜3か所に4〜5mmの長さのたてじわが全幅に・・・・・ マイクロスコープ観察および撚数測定の結果、撚糸の継ぎ節を境にして撚数が次第に変化している。このために・・・・・ 詳細表示
S-80 よこ斑(糸混入) 織物 絹のジャカードサテンクレープで、表側は異常がないが、裏側に濃淡差があるよこ斑が発生している。バックサ・・・・・ この欠点は、よこ糸の隠れるサテン組織の側には色差は全く見られず、よこ糸の出ているバックサテン側によこ・・・・・ 詳細表示
S-81 よこ斑(繊度異常) 織物 着尺の中央附近と約3m離れた所の2か所に光線のあたり方でわずかに黒ずんで見えるよこ斑がある。生機では・・・・・ 各試験結果から、よこ密度、撚数、生地の厚さなどについては正常部分と欠点部分の間に差は認められなかった・・・・・ 詳細表示
S-95 汚れ(原糸異常)  織物 絹、銀糸 絹帯地のたて糸1本に汚れが付着している。その汚れは3〜5cm位の長さで濃い黒褐色を呈しており、長さ方・・・・・ 汚染糸には鉄分が多く含んでいることが判明した。シュウ酸や塩酸で色がうすくなるということもその証拠であ・・・・・ 詳細表示
S-143 よこ段(撚溜まり)  織物 シャトル織機の単丁杼で織った先染織物である。両耳から1/3位までが約6mmの濃淡の細かいとら模様段と・・・・・ 両耳側と中央部とでは撚数のバラツキは同程度であるが、図のように両耳側AとBとでは、濃淡に見えるパター・・・・・ 詳細表示
S-152 風合い違い(設計不良) 織物 絹、ウール よこの毛糸と絹紡糸との隙間がわずかに目立つ。また、毛糸自体の露出が目立ちすぎることも加わって、元サン・・・・・ 組織杼間とは、組織は正常であるが、よこ糸とよこ糸の隙間が不均一な状態のもので、堅さの異なるよこ糸が配・・・・・ 詳細表示
S-168 たて筋(異原糸混入) 織物 染色加工後、織物の全幅にわたり、等間隔で白い筋が発生した。 電子顕微鏡で観察した結果、異常糸は、絹紡糸の双糸ではなく、絹紡糸とベンベルグ糸が合撚されたものである・・・・・ 詳細表示
S-173 毛羽(糸傷) 織物 撚糸工場で、絹糸の表面に白く粉が付着したような綛(かすり)が発見された。 電子顕微鏡で観察した結果、極めて微細な繊維(分裂繊維)が毛羽状になっている。絹布等に現れる「ラウジネ・・・・・ 詳細表示
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