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■技術開発の背景 自動車関連の業界では,化成品・板金プレス品の形状測定をする場合,三次元座標測定機(補足資料図2)やレイアウトマシン(補足資料図3)を使用する方法が主流である。前者は測定専従者が製品を機上にセットし,スタイラスを当てて計測し,自動的に数値表をアウトプットさせる方法で,現場の要請により新たに検査工程を組むという分散業務が強いられる。また,得られた計測結果が数値表の羅列であり実態が解りづらいという問題がある。後者は個人の技能による接触計測であり,画面上で計測結果を自ら読む方法で,その結果には必然的に個人差が生じることとなる。 このような製品計測の現状のなかで,コンパクトで非接触かつ計測自由度が高い計測機の開発を行った(図1)。 (図1 独立型非接触検査ステージ) (図2 三次元座標測定機) (工場の一角に計測機を設置するための検査室をつくり,社内で加工された製作物を専従者が検査測定する。) (図3 レイアウトマシン) (作業者が定盤上に製品をセットし,測定面に針を接触させ、コンソール上に測定結果を表示させる。) ■技術開発の内容
(図4 定盤上の図柄) ■製品の特徴
■今後の展開 計測機の付加価値を上げるため,本体内に電源ユニットを装備しコードレス化することで,計測作業性を向上させる。また製品計測ヘッド部の回転自由度を上げることで,多様な製品測定を可能にする研究をすすめる。価格を下げるため,本体骨格を鋳物化することで軽量,部品数の低減を図り自動車部品製造業に絞り安価で使いやすい計測機を追求する。 |
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