全文(PDFファイル:54KB、1ページ)


 加賀野菜を利用した商品開発
 佃食品株式会社 常務取締役 直井 武久*

■技術開発の背景
 石川県の研究機関等で,加賀野菜の機能性が明らかにされています。その体に良い加賀野菜を多くの方に知っていただきたく,手軽に食べていただけるように開発しました。また,現在,加賀野菜は,年間を通しての需要が困難です。そこで,加賀野菜をフリーズドライに加工し,その後,微細粉末にして,年間を通して販売できる商品を開発しました。

■技術開発の内容
・フリーズドライ加工技術(野菜の前処理方法の検討) ・微細粉末の粒子の大きさ
・栄養面の持続性
・微細粉末の溶解性
・食感性
・高吸収性
・日持ち面の向上(賞味期限をより長く)

■製品の特徴
 野菜は,毎日,しっかり摂りたいもの。中でも,身体に良い加賀野菜はなおさら。そんな加賀野菜が食べやすい「野菜のぷりん」と「野菜のスープ」になりました。加賀野菜を微細粉末にし,それを原料に使っているのでなめらか。フリーズドライ加工により野菜の栄養がそのまま詰まっています。ほんのりとした甘さでお年寄りだけでなく,野菜嫌いの子供や女性にも食べやすい。無添加だから安心。素材の味がいきています。
■今後の展開
 野菜のぷりんに関しては,現在,加賀れんこん,加賀つるまめの2種類。今後,アイテムを増やして全国展開したい。また,介護食としても提案していきたい。
 今後も引き続き,石川県産の素材を使った商品開発に努め,石川県の産物をPRしていきたい。


* トップページ
* 平成17年成果発表会もくじ

概要のページに戻る