技術ふれあい2001  
新製品開発事例発表

 インクジェット記録用光沢紙・フィルムの技術動向
 根上工業株式会社 研究部 吉本克彦

インクジェット記録用の光沢紙、透明フィルムは、水に濡れると印刷が滲むことがある。これは、光沢紙や透明フィルム表面に塗られている樹脂(インクを吸収乾燥するための樹脂、以下インク受容層)が水に弱いためである。
インク受容層が、光沢紙のツヤやフィルムの透明性を損なわないよう透明で耐水性にも優れていれば、インクジェット印刷物が屋外広告(ポスター、電飾)に利用可能となる。さらに、基材とともにインク受容層に生分解性があれば環境負荷に配慮したものとなる。


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