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工業試験場が担当したデザイン開発指導では,次の項目について技術支援を行った。
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![]() 図1 開発プロジェクトの体制 |
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![]() 図2 学校給食の流れ |
(1) | 現状型食器の開発 現状食器の種類及び寸法を参考に,伝統的な漆器や和食器の形状を取り入れたデザインとする。 |
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(2) | 提案型食器の開発 | |
1) | 持ちやすい椀の開発 | |
現状の椀が子供の手に対して大きく持ちにくいため,持ちやすい椀を開発する。 | ||
2) | 成型品形状の食器開発 | |
成型品だから作れる楕円,小判,絞りなどの形状デザインを取り入れる。 |
![]() 図3 CGでの開発画面 |
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![]() 図4 CGでの容積・重量計算 |
![]() 図5 モデルによる持ちやすさの検討 |
(1) | 糸底部分の水切り用溝の形状について |
(2) | 食器の持ちやすさについて(図5) |
(3) | スタッキング性について |
(4) | 食器の肉厚について |
(5) | 給食汁量に対する汁椀の余裕について |
![]() 図6 試作製品 |
(1) | ねじ型の回転ローラーで食器を一枚づつ上げ下げするため,食器上部が玉縁形状をしていること。 |
(2) | 食器を積み重ねた時の高さに制限があること。 |
(1) | CGの利用により,食器の使用状況,容積,重量,スタッキング性を考慮した形状デザインが行えた。 |
(2) | 光造形機の利用により試作加工が迅速に行え,実物モデルでの形状デザインの検討が可能となった。 |
(3) | 開発期間が大幅に短縮され,最終的に8種類の給食用食器が山中漆器産地のオリジナル製品として商品化された。 |
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